和小物かわいい！神社やお祭り大好き！着物や浴衣を着て町を歩いてみたい…そんなふたりが結婚式を考えるなら、文句なしのロケーションが浅草。変わり続ける東京で、いまも江戸の面影が感じられる和の街です。若い人はもちろん、世代を超えて誰もが知っている、東京の代表的な観光スポットでもあります。

コロナ禍の影響もあって立ち並ぶ店の顔ぶれは少し様子が変わり、久々に訪れると驚かれるかもしれません。けれども、歴史ある神社仏閣を中心として町全体が一つにまとまる、街の雰囲気は顕在。何より、結婚式を街全体でお祝いをしてくれる独特の温かい歓迎ムードがあって、そこが選ばれ続ける理由の一つになっています。浅草で結婚式を挙げた先輩カップルは、もともとこの街のことが好きな場合も多いですが、結婚式でファンになったという人もたくさんいらっしゃいます。

一年中、何かのお祭りが開催されているイメージの浅草ですが、なかでも最大のお祭りといえば「三社祭」でしょう。今年は規模こそ縮小されたものの３年ぶりに通常開催され、ニュースにもなっていましたね。例年であれば百基ものお神輿が浅草の街に大集合、練り歩くことで知られる、全国的にも有名なお祭りです。

このお祭りの名前にもなっているご祭神「三社様」をお祀りする神社が、浅草神社です。浅草の顔ともいえる雷門から向かって右手、鳥居をくぐると、そこに御社殿が見えます。都心では大変貴重な350年前の、建築当時の面影を残した、国の重要文化財。歴史が感じられる重厚さ、華やかな木彫装飾は、一生の思い出となる結婚式の舞台にぴったりです。

浅草での結婚式といえば、もはや街の風景の一部ともいえる人力車に乗って移動する「人力車パレード」が人気。他の街なら恥ずかしい気もするかもしれませんが、浅草では、むしろコレがやりたくて選んだという先輩カップルが多いのです。その理由は、温かい下町浅草の雰囲気、通行人やお店の人からも「おめでとう！」という祝福の声がたくさんかかり、嬉しくなるから。

当日朝になっても、どうも結婚式の実感が湧かない。そんなときも、人力車から見える光景が「結婚したんだ！」という喜びの気持ちをいっぺんに盛り上げてくれるのは確実です。最近は、この幸せの実感を大切な家族にもぜひ味わってもらいたいと、両家で3組の人力車を手配される方も増えています。

車上からの景色は、いつも見てきた浅草とはまったく違うはず。親御さんも人力車に乗るのは久しぶり、もしくは初めての方も多いでしょう。親孝行として喜ばれそうです。